発達検査の数値(DQ・IQ)は、親にとってちょっと気になるところですよね。
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けいが初めて発達検査を受けたのは、3歳になるちょっと前でした。自閉症の診断をするために公的機関が行ったものです。基本的に児童相談所で受けた発達検査はDQ(IQ)値を教えていただけません(大阪市の場合)ので、実際にDQ(IQ)値を教えてもらい、ここがよくできて、ここが弱い、と説明を受けたのは障害児通所施設に通い始めたあとです。3歳半くらいでした。
検査方法は新K式発達検査。これは地方によって違いがあります。関西では新K式発達検査が多いと思いますが、関東では田中ビネーが多いように思います。DQは主に年齢の低い小学校低学年ごろまで使われ、その後IQと呼ばれるようになります。イコールといっていいと思います。
新K式発達検査は、コズ吉さんのサイトですっごく丁寧に解説されています。読みやすいです。能力テスト(2)のところです。
新K式発達検査って、どういう検査か知りたい方はこちらをご覧ください
現在は高機能自閉症と診断されているけいですが、はじめての発達検査では「軽度の知的障害を伴う自閉症」でした。DQ値は62くらいだったかな?平均値が100で、85以上が健常域(70以上85未満はボーダーライン)、自閉症に限れば、高機能自閉症と呼ばれるのは70以上です。
初めてDQ値を突きつけられても、特に動揺はなかったです。すでに「自閉症である」と診断されたことで、いい意味で開き直りがありました。そしてDQ値を聞き、「軽度の知的障害を伴う」と診断されても、「え、でもまだ3歳やし、これから何とかなるんちゃう?」、とお気楽なことまで思っていました。
先生に、「あのっ!けいのDQは、今後変わることはあるのでしょうか?」と質問しました。
トップページでも書きましたように、小学校入学前までに、なんとしてでも「ふつうに」、という思い入れは大変強いものがありました。健常児でも、このくらいの年齢の子は、成長が著しいものです。今は自閉症でも、けいも何かのきっかけで変わるのではないか、という期待が非常に大きかったのです。
答えは、「おそらく、このままあまり大きい変化はないと思います。少なくとも、臨床心理士の仕事をしてきた中で、今のけいちゃんのDQ値から、飛躍的に数値が伸びたケースは見たことがありません」
・・・と、きっぱりと言われました(爆)現在も、けいはこの当時から担当していただいていた先生に、半年に一度検査をしていただいていますが、いつもきっぱり、言葉を濁すことなく言っていただけます(先生のカウンセリング中に、わたしが質問したとき、「えーと」という言葉は聞いたことがありません笑)。それがわたしにとっては安心して任せられる一因ですけどね。
話を元に戻します。・・・そうきっぱりと言われたのにもかかわらず、なぜか当時のわたしは自信満々でした。けいを信じる。ちょっと言葉はおかしいかもしれませんが、けいには、もっといろんなことができるようになる、ということを信じていました。・・・いや、勝手な思い込みかな?(爆)
「先生、わたし、けいのDQ値をもっと上げてみせます」
こちらもきっぱりと言い返しました(笑)にっこり笑っていらっしゃいましたけど。
結果的に、けいはその後、理解力が深まり、自閉症状はもちろんありますが、知識を仕入れるすべをたくさん覚えられるようになりました。DQは半年に一度、検査するたびに上がっていました。そして、一年後には「高機能自閉症」と診断が変わりました。高機能の中でも、総合的な数字だけで見れば、「知的障害のない自閉症」です。言葉の面ではかなり遅れていますので、アスペルガーにはあてはまりません。
数字を突きつけられると、悲観する方も多いと思います。でも、それは「絶対」ではないのです。特に、子どもが小さいうちは思いもよらない成長を遂げることが少なくありません。自閉症、という診断が変わることは稀かもしれませんが、数値的な成長は、変化する場合があるのです。専門家にそう診断されたからといって、絶対はありません。それ以上に伸びる可能性は、ゼロではないこと。それだけは、お伝えしたかった。子どもが持つエネルギーって、やっぱりものすごいものがありますね。
