一言で自閉症、と言っても症状はさまざまです。
知的障害を伴うもの(重度〜軽度)、知的障害を伴わないもの(高機能自閉症。IQ70以上)、また言語能力に遅れがなく、障害であることに気づかないくらい症状の軽い人もいます。アスペルガー症候群です。高機能自閉症とアスペルガー症候群の違いは?と聞かれると、「言語能力、会話力の差」、と答えています。
自閉症の人は「自閉症」以外の障害を併せ持つことが多いです。自閉症と知的障害は別の障害で、二つ合わせ持つと「重複障害」となります。自閉症の人の重複障害としては、知的障害をはじめ、てんかんや睡眠障害があります。
睡眠障害の症状がある自閉症児がいるマンションに住んでいた友人は、相当苦労していました。起きていてもおとなしくしててくれればよいのですが、もちろんそういうわけにいかず昼間のように遊ぶので、(たんすの上から飛び降りたり!)隣りや下の階の人にいつ注意されるのかと思うと、いつも神経がとがっていた、と言います。幸い、年齢が上がり外で遊ぶ機会が増えたためか、夜寝てくれるようになったのでよかったのですが、親は寿命が縮みそうです。そういううちも、以前住んでいたマンションの下の住民から苦情が来ましたけど。
一見、自閉症児は障害児に見えないことがほとんどですから、同じマンションに住んでいてもこちらから話さない限り、気づいてもらえないことが多いですよ。特に小さいうちは。自閉症特有の症状も、知らない人から見れば「小さい子ならするかも?」と感じることが多いから。さりげなく話せるものなら、そうしておいたほうがベターかも。これって、地域によって違うものでしょうか?わたし(大阪)は話しておいたほうが気もラクで、親はやることやってるとわかってもらえて、近所の人への気兼ねもぐんと少なくなりました。
下の階の住民に苦情を言われたときも、「子どもがおって、こんな賃貸マンションで音させるなっちゅうほうが、無理やねん!」、って、高校生や大学生、社会人のお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる家庭の人は同情してくれました。ここで子どもを大きくなるまで育てた人も多いので、「お互いさま」精神が、けっこう強い人たちが多かったんだと思います。当時、ともはまだ生まれていなかったので、けいとりんの二人だったのですが、「あんたんちがうるさかったら、うちなんて〜」と言われるほどおとなしかった二人なことに加え、特に夜に騒いだり、常識はずれのことはしてないから、大きな落ち度はないと思ってましたし、当時リビングはカーペット敷きでしたが、さらにその上に防音カーペットを敷き、できる限りの防音対策はしてきたつもりです。大家さんも、うちにかなり同情的やったのも大きかったですね。・・・でも下の住民、引越しました。で、次に入った人からも(´-ω-`)それで、その人も、またすぐに引っ越していきました。半年ほどのあいだに、二家族も引越しさせてしまいました(´・д・`) 三人目に越してきた人は、理解あるおばあちゃんで、やっと落ち着けました(笑)正直、マンションはつらいですね。
理解してもらえる人、味方になってくれる人、温かく見守ってくれる人はひとりでも多いほうが、子どもにもかなりプラスです。ここが一番親のがんばりどころではないか、とわたしは考えています。自閉症の子どもに愛嬌がある子が少ない分、親ががんばらな!もともと友だちはすぐにできるタイプでしたが、けいのおかげでもっと積極的になった気がしているのはわたしだけでしょうか。自然とこうなってきました。「この子の分を私がカバー!」。子を思う母心でしょうか(爆)
